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夜のコーヒーとタイピング音

夜のコーヒーとタイピング音

深夜2時。 部屋の明かりを落とし、ディスプレイの青白い光だけが顔を照らしている。

静寂の中、響くのはメカニカルキーボードが刻むリズミカルな音だけ。 傍らには、すっかり冷めてしまったブラックコーヒー。

誰も見ていない、この孤独な時間が私は好きだ。

コードを書いていると、まるでパズルを解いているような、あるいは新しい言語で小説を書いているような気持ちになる。 エラーが出れば眉をひそめ、原因を見つけて修正できた時の静かな達成感。

プログラミングは魔法のようだ。単なるテキストの羅列が、画面の向こう側の世界を形作っていくのだから。

明日になれば、このコードが誰かの役に立つかもしれないし、ならないかもしれない。 それでも今はただ、この指先の動きと、モニターに流れる文字列の美しさに酔いしれていたい。